8月、総飛行時間30時間を華麗に達成!
……したのは良いのですが、そこから“Discus難民”としての長い放浪が始まりました。
「乗りたいのに、乗れない。」
9月も10月もDiscusは遠い存在。
遠距離恋愛どころか 片想いのまま2か月経過。
気づけば移行は11月へとずるずる延び、毎年恒例のOB会ではなぜか勢いで
「Discus乗ります!」
と宣言する始末。
──そしてその1週間後。
入学初日に「なにこの機体、かっこよすぎる……!」と心を奪われたあのDiscusに、ようやく、ようやく乗れる日が来たのです。
■合宿初日:チェックライド祭り
1stチェックはwki教官。
いきなりのダミーブレイク。
「久々の同乗教育で嬉しい、ちゃんと飛ぼう〜」と思ったら、まさかの3分で終了。
次のnsn教官とのチェックもサクッと突破し、いよいよ本命のDiscusへ。
格納庫では胴体だけちょこんと出されたDiscusが鎮座。
試しに乗って慣熟してみるか思いつつパラシュートを装着して乗り込むと――
2時間爆睡。
(※シート慣熟は無事完了しました)
■Discusは“かっこいい”だけじゃなかった
大工Discusは新しい機体だからか、ギア格納の動作がやたら綿密&ちょっと硬め。
Astirとはまた違う“気遣いポイント”があり、ここは改めて気を引き締めたところです。
そして教官からもうひとつの注意。
「Discusの舵は鋭くて敏感。油断するとお前を殺しにくるぞ」
いや物騒。
でも実際そのくらいキレのある舵でした。
今までの機体とは別次元のシャープさ。
計器類も多すぎて、もうコックピットに乗り込んだ瞬間からテンション爆上がりです。
緊張しながら迎えた初フライト。
離脱して風に乗った瞬間、思わず声が出ました。
「え、静かすぎん………?」
これまで乗ってきた機体と全然違う、あまりにも滑らか。
風切り音が小さくて逆に不安になるレベル。
Discus、まじで“空を滑っている”って感じがする。
というわけで、11月の大野合宿は念願のDiscusデビューで始まりました。
このあと何が起きたのか、空でどんなドラマがあったのか……
続きがあればぜひまた書かせてください!
