2025年12月2日火曜日

こんにちは 大工大航空部の新見です。

11月大工KG合宿 のブログを書かせていただきます。

またお前かよ、と思った皆さん。
そうです、また僕です。
飛びすぎて記憶のストックが常にパンパンなので、ブログ量も比例して増えていきます。
お許しください。

初ATソロ達成!

合宿初日、教官方とピスト調整の流れで

ymd教官より

「新見~RWチェックで行ってこい」

との声をいただき、ありがたくフライト時間をいただきました。

しかも、これまでATソロの経験ゼロ
緊張で心拍数はすでに曳航機レベル。
でもASK21でのソロに挑むことに。

「いつも通り飛ぶだけだ……」
と自分に言い聞かせながら、
(※いつも通り=WTなら5〜6分で着陸すること、という不本意な伝統付き)

緊張はMAXでしたが、なんとか
人生初 ATソロ、達成!

「これで今日は21だけかな〜」
と油断していたら、まさかチェックが通りDiscusで行けることに。

しかも今日はATですよ?いいんですか?

Discusに乗り込み、「曳航方法以外は変わらん、変わらん……」と自己暗示。
(メンタルはずっとプルプルしてる)


■離脱高度900m!?人生で一番高いソロ景色

曳航開始。
曳航機に連れて行かれるだけなのに、
だんだんメーターが見たことない数字に。

900 m!?
ソロでこんな高さ、しかも景色が綺麗すぎてテンションが壊れてきた結果――

上空で鼻歌を歌う。

曲はB'zの「Love Phantom」(渋い)。
どうしてこれを選んだのかは自分でもよくわかりません。

900mの空から見た日本海、東尋坊の風車、福井の町並み、
さらにサッカー場で動き回る人まで全部見える。
飛んでるというより、気分はもはや気球。


■人生初、ソロで“サーマルを感じた”瞬間

高度500mあたりで、
お尻がフワッと持ち上げられたので思わず

「うわ、サーマルや!」

と独り言。
ソロで滞空したことがほぼない(毎回6分)自分には衝撃体験。

なんとかコアに食らいつこうと格闘し、
+100m獲得の奇跡。

まだ昼前でトップは低かったことにしておきます。
本当は1時間飛べる空だったらしいですが、
こっちは人生初の“まともな滞空”だったのでこれで十分です。

結果:44分の(自分にとっては)ロングフライト達成!


■合宿の締めは…まさかのカニ祭り

その後は無事に運航を終え宿舎へ戻ると――
教官部屋のテーブルに大量のカニが並んでいる!!
1人一杯好きなの選んでOKという大盤振る舞い。

学生全員、大興奮。
福井の海の幸の暴力。
そして教官のポケットマネーの暴力。

小川さんにカニの食べ方講習を受けながら一日目の夜はこれで終わり!

あのカニをまた食べるためにも、
この季節に福井でいっぱい訓練したいですね〜

写真は🦀の背景に充と水を飲むあさだいとカニ講習の様子




こんにちは 大工大航空部の新見です。
11月大工公立名工合宿のブログを書かせていただきます。

8月、総飛行時間30時間を華麗に達成!
……したのは良いのですが、そこから“Discus難民”としての長い放浪が始まりました。

「乗りたいのに、乗れない。」
9月も10月もDiscusは遠い存在。
遠距離恋愛どころか 片想いのまま2か月経過
気づけば移行は11月へとずるずる延び、毎年恒例のOB会ではなぜか勢いで
「Discus乗ります!」
と宣言する始末。

──そしてその1週間後。
入学初日に「なにこの機体、かっこよすぎる……!」と心を奪われたあのDiscusに、ようやく、ようやく乗れる日が来たのです。


■合宿初日:チェックライド祭り

1stチェックはwki教官。
いきなりのダミーブレイク
「久々の同乗教育で嬉しい、ちゃんと飛ぼう〜」と思ったら、まさかの3分で終了

次のnsn教官とのチェックもサクッと突破し、いよいよ本命のDiscusへ。

格納庫では胴体だけちょこんと出されたDiscusが鎮座。
試しに乗って慣熟してみるか思いつつパラシュートを装着して乗り込むと――

2時間爆睡。
(※シート慣熟は無事完了しました)


■Discusは“かっこいい”だけじゃなかった

大工Discusは新しい機体だからか、ギア格納の動作がやたら綿密&ちょっと硬め
Astirとはまた違う“気遣いポイント”があり、ここは改めて気を引き締めたところです。

そして教官からもうひとつの注意。

「Discusの舵は鋭くて敏感。油断するとお前を殺しにくるぞ」

いや物騒。
でも実際そのくらいキレのある舵でした。
今までの機体とは別次元のシャープさ。
計器類も多すぎて、もうコックピットに乗り込んだ瞬間からテンション爆上がりです。

緊張しながら迎えた初フライト。
離脱して風に乗った瞬間、思わず声が出ました。

「え、静かすぎん………?」

これまで乗ってきた機体と全然違う、あまりにも滑らか。
風切り音が小さくて逆に不安になるレベル。
Discus、まじで“空を滑っている”って感じがする。

というわけで、11月の大野合宿は念願のDiscusデビューで始まりました。
このあと何が起きたのか、空でどんなドラマがあったのか……
続きがあればぜひまた書かせてください!